福壽堂秀信

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栗しぐれ ─ 秋の和菓子、手仕事の美味しさ

秋の気配が深まる頃、ふと食べたくなる「栗しぐれ」。

村雨(むらさめ)は、こし餡にもち米粉などを加えて蒸し上げた、そぼろ状の生地が特徴の和菓子です。

福壽堂秀信の「栗しぐれ」は、この村雨製法を用いた秋限定のお菓子。
ほろりとほどける独特の食感と、やさしい甘さの中に広がる栗の風味は、まさに秋を告げる一品です。

材料の配合から、型打ち、蒸し上げまで──
一つひとつの工程に、職人の技と感覚が込められています。

栗しぐれの製造工程

栗しぐれの生地づくり

① 栗しぐれの生地を練る(前日準備)

黒生餡と白生餡を独自の割合で約3時間くらいかけて、ゆっくりと火取りした栗しぐれ用の村雨餡。
そこに、もち米などを粘りがでないようにほどよく混ぜ合わせ生地にし、さらに裏ごしをして生地をなじませ落ち着かせるため一晩寝かせます。

生地を型に詰める

② 型に生地を詰める

生地を型にふんわりと詰め、栗を入れるため中央を箸で軽くほぐします。

栗を一粒ずつ入れる

③ 栗を一粒ずつ入れる

丁寧に中央に配置します。選りすぐりの栗甘露煮を使用。

さらに生地をかぶせる

④ 生地を重ねる

栗を包み込むように、もう一度生地をふんわりとのせます。

押し固める

⑤ 押し固める

固めすぎず、崩れないように。職人の経験に基づく絶妙な力加減で仕上げます。

底を板で整える

⑥ 板で底を整える

型から外れやすいように、底面を板で軽く打ちつけて揃えます。

型から外す

⑦ 型から外す

形を崩さないように気をつけながら、並べて型から取り出します。

蒸し工程

⑧ 蒸す

整然と並べた栗しぐれを、ゆっくりと時間をかけて蒸し上げます。

栗しぐれ──製造の舞台裏

職人の手仕事が光る「栗しぐれ」の製造風景を、動画でご覧いただけます。
材料の準備から、生地の仕込み、成形、蒸し上げまで──
ひとつひとつ丁寧に、心を込めて作られていく様子を、ぜひ映像でご体感ください。

※音声なし・1分程度のショートムービーです。

店頭から──お客様の声と「栗しぐれ」のご案内

栗しぐれ 店頭の様子

店頭に「栗しぐれ」が並びはじめると、「あ、今年もこの季節が来たんですね」と、お声をかけてくださるお客様がいらっしゃいます。
村雨生地の中に、贅沢にも栗がまるごと一粒──
ほろりとほどける食感と、やさしい甘さが秋の訪れを感じさせてくれると、毎年楽しみにしてくださる方も多くいらっしゃいます。

お客様からのお声

  • 「栗が丸ごと入っているのがものすごく贅沢で、苦めの緑茶と合わせて楽しんでいます。」
  • 「宗右衛門もよく買わせていただいているのですが、村雨の食感が大好きです。」
  • 「(1週間に1度ご来店されているご常連さまで)1週間のおやつに2個必ず買ってます。」

店頭スタッフより

  • 贅沢感:栗が一粒まるごと入っているため、見た目にも高級感があり、フォーマルな場面での手土産にもおすすめです。
  • 季節感:例年、夏の終わりごろから販売を開始し、一足早く秋の気配を楽しんでいただけます。
  • 食感の妙:しっとりとした村雨生地と、ほくほくとした栗の絶妙な組み合わせが、秋だけの特別な味わいを生み出します。

商品情報

  • 商品名:栗しぐれ
  • 価格:1ケ 432円(税込)
  • お日持ち:約10日間
  • 販売期間:~10月31日(金)まで

やさしさの中に、秋の恵みを

「栗しぐれ」に使われている栗は、村雨生地に寄り添うように、やわらかく丁寧に炊きあげられています。
そのやさしい口当たりは、しっとりとほどける村雨の食感と見事に調和し、一体となって秋の味わいを引き立てます。

派手さはないけれど、ひと口食べれば心がほっとほどける──
そんな和菓子だからこそ、季節のご挨拶や日々のご褒美に、ぜひ手に取っていただきたい一品です。

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