薯蕷饅頭の事
真心を大切にお伝えするときに薯蕷饅頭を用いる習わしは、
日本の歴史の中で長く育まれてきた伝統です。
薯蕷は「じょうよ」と読み、山芋のことを言います。
そして生地(皮)に山芋を用いたお饅頭を「薯蕷饅頭」と呼びます。
昔より「和菓子屋の実力は薯蕷饅頭を見ればわかる。」と言われ、
シンプルであるがゆえに味の良し悪しや職人の技術がすぐにわかるお菓子です。
弊店の薯蕷饅頭は丹波つくね芋を丁寧にすりおろし、米粉や砂糖と合わせて
小豆漉し餡を包み、ゆっくりと蒸し上げます。
長年工夫を重ね、独自の技術でしっとりとやわらかく仕上げる弊店の薯蕷饅頭は
日本一だと自負しております。