上生菓子の説明 – 菓匠館 福壽堂秀信

福壽堂秀信

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繊細に、そして色鮮やかに、
四季折々の光景をうつす上生菓子

四季折々の光景を映す福壽堂秀信の上生菓子は、長くご愛顧を賜ってまいりました。
視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚の五感のすべてを使って季節の移り変わりを和菓子に仕上げます。

煉切

煉 切

白生餡に砂糖、山の芋や餅粉を加え、よく練りながら炊き上げます。
この生地に色合いを付け、四季折々の花姿や風物をかたどる繊細な細工をほどこしたものが煉切です。
弊店では白生餡から作る煉切の他に、小豆の生餡から作る「小豆こし餡煉切」も作っております。
また、煉切の細工には「絞り」「型打ち」「巻物」「ヘラ」など多くの技術があり、 特に「絞り」の技法は繊細な表現が可能です。

きんとん

きんとん

元々は唐菓子の「こんとん」が変化したものとされ、江戸時代半ばに現在の姿に。
芯にする餡にそぼろ状の餡をうえこみ、四季折々の光景を表現。
「きんとん箸」という竹を削った専用箸で細工され、職人の技術が問われます。

外郎

外 郎

外郎(ういろう)は、米の粉に砂糖を加えて蒸したお菓子で、生地が熱いうちに成形。
包んだ餡が透けて見えるほど薄く均一に仕上げるには職人の熟練技が求められます。

薯蕷

薯 蕷

山芋の中でも特に粘りのあるつくね芋を使用。
米粉と砂糖を加えた生地で餡を包み、蒸すことでふわっと上品な食感に。
薯蕷饅頭は和菓子店の技術を示す基準とも言われます。

羹

錦玉羹・薯蕷羹・葛羹など、涼を表現する素材。
透明感、透け感を活かし、葛や寒天を使い分けて涼やかで美しい景色を表現します。

販売期間:2025年6月23日〜7月7日

宵蛍
宵蛍(よいぼたる)

内容:きんとん

中餡:小倉餡

所以:錦玉で蛍を表す。日が暮れて間もない頃、徐々にあたりを飛び回り、光りだす蛍。

アレルギー:なし

※宵蛍は6月30日までの販売です

夏椿
夏椿(なつつばき)

内容:外郎

中餡:白こし餡

所以:梅雨の頃に咲く、すっきりとした白色が綺麗な花。花びらには細かいギザギザがあり、夏に開花する。

アレルギー:山芋・大豆

織姫
織姫(おりひめ)

内容:錦玉

中餡:緑餡

所以:中国の星伝説に出てくる織姫星。錦玉を細く切り、美しい織物を表現。

アレルギー:なし

明
薯蕷 明(あけ)

内容:薯蕷

中餡:小豆こし餡

所以:太陽は出ていないが空が明るくなりだしている状態、夜が明けようとする頃。

アレルギー:山芋

くず餅
くず餅(もち)

内容:

中餡:小豆こし餡

所以:葛の根から作られる粉を本葛粉という。熟練の職人が一つ一つ手包みで仕上げたこだわりの一品。

アレルギー:なし

七夕笹
七夕笹(たなばたささ)

内容:きんとん

中餡:小倉餡

所以:笹に短冊を飾り、書道など芸事の上達を願う。錦玉で短冊を表現している。

アレルギー:なし

※七夕笹は7月1日〜7月7日のみの販売です

ほおずき
ほおずき

内容:錦玉

中餡:橙色餡

所以:中国語で小さな赤い提灯を意味する。熟すと深みのあるオレンジ色になる。

アレルギー:なし

※ほおずきは7月6日〜7日のみの販売です

販売期間:2025年7月8日〜7月20日

山清水
山清水(やましみず)

内容:きんとん製

中餡:小倉餡

所以:夏の山に湧いている、涼しげな清水をイメージ。

アレルギー:なし

昼顔
昼顔(ひるがお)

内容:煉切製

中餡:小豆こし餡

所以:敢えて中央のこし餡を見せるようにしぼって形づくる。

アレルギー:山芋

※帝塚山・阿倍野近鉄 限定

待宵草
待宵草(まつよいくさ)

内容:外郎製

中餡:橙色餡

所以:今まさに咲きだそうとしている蕾の様子。

アレルギー:大豆

夏の朝
薯蕷 夏の朝(なつのあさ)

内容:薯蕷製

中餡:小豆こし餡

所以:朝顔の焼印付。暑い時期なので、淡緑のぼかしにしている。

アレルギー:山芋

くず餅
くず餅(もち)

内容:葛製

中餡:小豆こし餡

所以:本葛を使用し、熟練の職人が一つ一つ手包みで仕上げたこだわりの一品。

アレルギー:なし