福壽堂秀信

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「節分」は、和菓子で厄払いと福招きを──季節の願いを菓子に託して

2026年1月末|季節の風習と和菓子

かつては「鬼は外、福は内」の声が町に響いた節分の風景も、今ではあまり耳にしなくなりました。

それでも、暦の上では春の気配が立ち始め、寒さの中にもどこか明るさを感じる季節です。

節分は、四季の分かれ目――特に立春の前日にあたる日。旧暦では春が一年の始まりとされていたため、節分は「年越し」にも似た大切な節目として親しまれてきました。

節分とは?──豆まきと魔除けに込められた意味

節分(せつぶん)とは、もともと「季節を分ける日」を意味し、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉でした。
なかでも立春前の節分は、一年の始まりを迎える大切な節目として、古くから特別に重んじられてきました。

この日に行われる代表的な行事が「豆まき」です。
「鬼は外、福は内」と唱えながら豆をまくのは、目に見えない災厄や病、悪しきものを鬼にたとえて追い払い、福を招き入れるため。
炒った大豆は、生命力の象徴であり、邪気を祓う力があると信じられてきました。

また、日本では古来より、季節の変わり目には体調や心の調子を崩しやすいと考えられてきました。
節分は、そうした不安定な時期を無事に乗り越え、新しい季節を健やかに迎えるための「厄除け」と「心の整え」の行事でもあります。

家族で豆をまき、年の数だけ豆を食べる──その何気ない所作ひとつひとつに、
一年を無事に過ごしたいという、ささやかで切実な願いが込められているのです。

福壽堂秀信 帝塚山本店の節分ディスプレイ

柊鰯(ひいらぎいわし)──節分の魔除けと、設え(しつらえ)の美

写真は、福壽堂秀信 帝塚山本店の店頭ディスプレイ。節分にちなんだしつらえが、凛とした季節感を伝えています。

中央の升(ます)に乗せられた焼きイワシの頭と柊の葉──これは「柊鰯(ひいらぎいわし)」と呼ばれる、節分の伝統的な魔除けです。尖った柊の葉と、焼いた鰯の匂いが、鬼(邪気)を寄せつけないと信じられ、古くは平安時代から庶民の間で行われてきた風習です。

その奥に並ぶのは、赤鬼・青鬼・黒鬼の可愛らしい置物たち。それぞれに異なる表情を見せながらも、どこか愛嬌があり、魔除けとともに「福は内」の願いを込めるようにも見えます。

一角には薔薇や牡丹の造花が赤を添え、春を迎える生命の象徴として飾られています。節分は厳しい冬の終わり、春の兆しを告げる行事でもあります。赤は古来より魔除けの色とされ、暖かみと厳かさの両方を演出しています。

全体に配された赤い敷き布は、魔除けの色であると同時に、晴れの日の色でもあります。その上に整えられた菓子や飾りが、節分という行事に宿る意味を、やさしく語りかけてくれます。

こうした「しつらえ」は、ただ飾るのではなく、季節の行事に向き合い、祈りや願いをかたちにする日本文化の美意識の表れ。
福壽堂秀信では、そうした丁寧なこころのあり方を、日々の和菓子とともにお届けしています。

福壽堂秀信 おぜんざい

ぜんざい──小豆に込める、厄除けの願い

節分に小豆を使った甘味を食べる風習があるのをご存じでしょうか。

小豆の赤い色は、古来より「魔を祓う」とされ、節目の行事には欠かせない存在です。特に節分の頃は、寒さ厳しい季節に体を温め、邪気を祓う意味を込めて、ぜんざいをいただく風習が根付いています。

レンジで手軽に、本格ぜんざい

福壽堂秀信の「おぜんざい」は、電子レンジで温めるだけで簡単にお召し上がりいただける便利な一品。

  • 蓋を取り、餅をぜんざいに沈める
  • 蓋をせず電子レンジで温める(加熱時間については、商品に記載の注意書きをご確認ください。※自動温め不可)
  • 器に移してお召し上がりください

ほっとする甘みと、ふっくら炊いた小豆が魅力のぜんざい。ご自宅での団らんのひとときにぴったりです。

福壽堂秀信 厄除け薯蕷饅頭

厄除け薯蕷饅頭──数量限定、節分だけの和菓子

節分にあわせ、数量限定の「厄除け薯蕷(じょうよ)饅頭」をご用意いたしました。

  • 紅白の薯蕷饅頭(楕円形、こし餡)
  • よもぎ入り薯蕷饅頭(粒餡、厄除け焼き印入り)
  • 1箱3個入り(紅・白・よもぎ)

販売期間:2月1日~3日 の3日間のみ(店頭・数量限定)

よもぎには薬効があり、厄除けの意味も込められています。焼き印入りのよもぎ饅頭は、この時期だけの特別な一品です。

厄除け商品(店頭)

心を込めて、福を呼ぶ。

ひとつひとつの和菓子に、無病息災と春の訪れへの願いを込めて。

節分を迎える皆さまの食卓に、ささやかな福と、あたたかな笑顔をお届けできますように。

福壽堂秀信は、季節の和菓子に心を託しておつくりしています。

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