上生菓子の説明 – 菓匠館 福壽堂秀信

福壽堂秀信

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繊細に、そして色鮮やかに、
四季折々の光景をうつす上生菓子

四季折々の光景を映す福壽堂秀信の上生菓子は、長くご愛顧を賜ってまいりました。
視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚の五感のすべてを使って季節の移り変わりを和菓子に仕上げます。

煉切

煉 切

白生餡に砂糖、山の芋や餅粉を加え、よく練りながら炊き上げます。
この生地に色合いを付け、四季折々の花姿や風物をかたどる繊細な細工をほどこしたものが煉切です。
弊店では白生餡から作る煉切の他に、小豆の生餡から作る「小豆こし餡煉切」も作っております。
また、煉切の細工には「絞り」「型打ち」「巻物」「ヘラ」など多くの技術があり、 特に「絞り」の技法は繊細な表現が可能です。

きんとん

きんとん

元々は唐菓子の「こんとん」が変化したものとされ、江戸時代半ばに現在の姿に。
芯にする餡にそぼろ状の餡をうえこみ、四季折々の光景を表現。
「きんとん箸」という竹を削った専用箸で細工され、職人の技術が問われます。

外郎

外 郎

外郎(ういろう)は、米の粉に砂糖を加えて蒸したお菓子で、生地が熱いうちに成形。
包んだ餡が透けて見えるほど薄く均一に仕上げるには職人の熟練技が求められます。

薯蕷

薯 蕷

山芋の中でも特に粘りのあるつくね芋を使用。
米粉と砂糖を加えた生地で餡を包み、蒸すことでふわっと上品な食感に。
薯蕷饅頭は和菓子店の技術を示す基準とも言われます。

羹

錦玉羹・薯蕷羹・葛羹など、涼を表現する素材。
透明感、透け感を活かし、葛や寒天を使い分けて涼やかで美しい景色を表現します。

販売期間:2025年11月10日~11月23日

錦
にしき

内容:きんとん製

中餡:小倉餡

所以:秋の紅葉は、燃えるように美しく輝いてくる。

アレルギー:なし

朝霧
朝霧(あさぎり)

内容:煉切製

中餡:

所以:朝に立つ霧のことを指す。秋の季語。

アレルギー:山芋

初霜
初霜(はつしも)

内容:煉切製

中餡:小豆こし餡

所以:その年の秋から冬にかけて最初に降りる霜。菊にうっすら霜をのせている。

アレルギー:山芋

※帝塚山・阿倍野近鉄のみ

紅葉狩
紅葉狩(もみじがり)

内容:外郎製

中餡:黄身餡

所以:山野に満開の紅葉をたずねる。みじん粉で色とりどりの紅葉を表す。

アレルギー:卵・大豆

千鳥
千鳥(ちどり)

内容:薯蕷製

中餡:小豆こし餡

所以:水辺に見る小型の鳥。俳句では冬の季語であり、家紋の紋様としても古くから使われる。

アレルギー:山芋

販売期間:2025年11月24日~12月9日

吉野路
吉野路(よしのじ)

内容:きんとん製

中餡:小倉餡

所以:吉野杉の緑を表わす。杉は常緑樹だが、この季節はややくすんだ趣きのある緑をしている。

アレルギー:なし

初冬
初冬(しょとう)

内容:煉切製

中餡:小豆こし餡

所以:冬に入ったばかりの季節。寒さに備え落葉樹は徐々に色を変えてゆき、やがて葉を落とす。

アレルギー:山芋

菊薫る
菊薫る(きくかお)

内容:煉切製

中餡:小豆こし餡

所以:菊の花期は長く、霜が降り他の草が枯れ始めても、咲いているものが多い。

アレルギー:山芋

※帝塚山・阿倍野近鉄のみ

霜冴ゆ
霜冴ゆ(しもさゆ)

内容:外郎製

中餡:小豆こし餡・白こし餡

所以:冬の厳しい寒さと冴えた空気を感じさせる。淡い水色は冷え冷えとした空気、霜も白く降りる。

アレルギー:大豆

もみじ葉
もみじ葉(もみじば)

内容:薯蕷製

中餡:小豆こし餡

所以:晩秋の紅葉の彩りは、冬の枯色に移ろう前の美しさ。

アレルギー:山芋